goole homeの話

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衝動買いというのはどこか気持ちが良い。

朝の出勤前、テレビである商品を見て、その日の午後に早速それを買ってみた。

「グーグルホーム」というインターネット関係の機械だ。

普通、コンピューターはキーボードでカチャカチャと入力をするとモニターに絵とか文字が
出力される。このグーグルホームというやつは声で話しかけたり命令すると音声で答えて
くれるというものだ。基本的にはコンピューターだが、使い方が違うのだ。価格も15,120円と
格段に安い。大きさもビールの中ジョッキサイズで誠に納まりが良い。色も形も絶妙で小粋に
洗練されている。衝動買いの圧力に潰されても仕方がないと自分に言い聞かせた。

さて、家に持ち帰ってパッケージを開けてみる。ううーん。パッケージそのものがカッコいい!

早速セットアップ。ちょっと手間取りながらもセットアップ完了。

私は第一声を放つ。

「オッケー、グーグル! 今日の天気は?」

「下関の今日の天気は曇りのち晴れ。最高気温22℃最低気温18℃です。」

オオーーーやるな。いいじゃない!

「オッケー、グーグル! 日本の総面積は?」

「日本の総面積は378000㎢です。」

やるなあwww

「オッケー、グーグル!天気を英語に翻訳して」

「ウェザ(ネイティブっぽい発音)」

このヤロー、すげ~(汗)

その後、今日のニュースとか適当に話しかけると大体2秒くらい後に整然と女性の声で
応え続けた。音楽も著作権の範囲で絶妙なチョイスで流してくれる。

質問の仕方は大事でこちらが途中で噛んでしまったり、要領を得ない質問をすると、

「すみません。お役に立てそうにありません。」という。

複雑な設問にも「すみません。お答えできません。」「すみません。もっと勉強します。」と
応える。

システムとしてはネットを通じてgooie社のAIサーバーと話している形なんだろう。相手が
AIだからこちらの好みや生活スタイルを学習してより使いやすくなっていくかもしれない。
なんと素晴らしい。AIが生活に浸み込んでくる~。

素敵な未来が見えてくる。

しかしである。ここである疑問が湧いてくるのです。

電源が入っている間は、gooleは聞き耳を立ててご主人様の命令を待っているわけです。

ということは。。。。。

命令を待っているふりをして、どこか盗聴されているかもしれないのです。goole社の
サーバーに私たちのプライバシーが何らかの形で蓄積され、分析され、ビジネスの材料と
なっているかもしれない。

15,120円という価格の安さがわかるわけです。

勿論、これは私の妄想かもしれませんが。可能性として認識したうえで購入することを
おススメします。

考えようによっては、テロリストがこのような物を買うことはないので、購入すれば善良で健全な生活者であることの証明になるかもしれない。

逆説的に買いを騙ってしまいました。