沿岸漁業の不振には高齢化、後継者不足、海水温の上昇、
漁場環境の変化など さまざまな要因が絡み合っていると思われます。
むらさきウニや魚が海底や岩に生えてる海藻を食べつくし、岩肌が
出る現象を 磯焼けというそうです。
北浦地方ではトゲの長いむらさきウニのことを黒ガゼやオニガゼと
呼んでいます。
ワカメやカジメはサザエやアワビの大好物の餌です。
海藻がないと水揚げも減少してきます。
各地でむらさきウニの駆除をしていますが効果はいまひとつのようです。
一度崩れた生態系は簡単には元の環境には戻りません。
ここ北浦沿岸でも深刻な問題となっているようです。
神奈川県三浦市で同様に、むらさきウニの駆除をして水槽に入れ、
三浦半島の特産であるキャベツを細切りにして与えたところ、
よく食べた上、 通常の身の6倍もついて甘みがあり、おいしく成分も
変わらないことが わかったそうです。
2年前位から始まったプロジェクトだそうで、キャベツをウニに
食べさせよう なんて、とても考えられない。
しかもこのキャベツは出荷出来ないもので、よいそうです。
このすばらしいプロジェクトの成功を祈る。
次回の更新は3月5日(火)です。お楽しみに!