初寅祭とは毘沙門天が聖徳太子の願いに応じて寅の日に出現されたという伝承にちなみ
新年最初の寅の日の0時より行う特別な祈願祭です。
今年は1月10日(水)0時からでしたので、9日の夜11時に田倉御殿町から四王司山
(392m)山頂の四王司神社に参拝予定でしたが、ひどい雨のため取りやめました。
毎年この日は0時に着くように前日の夜11時から登っていますが、山頂では子供から
大人まで大勢の参拝客で賑わっています。
毘沙門天は仏様やお経を守る守護神ですが、外敵から国を守る仏様として信仰されていました。
毘沙門天とは、七福神の一つに数えられ四天王随一多聞天の事です。
単体で祀られるときは毘沙門天と呼びます。
四天王とは帝釈天の外臣で多聞天は北方、広目天は西方、増長天は南方、持国天は
当方の守護神で四天王と呼ばれます。
四天王は神功皇后が三韓出兵の折、六軍勝利を祈願して当山にこの四天王を勧請したと
されています。
また毘沙門天は867年(貞観9年)聖和天皇が大陸制圧の為詔して作られた毘沙門天尊
像5体で西海を望む高山に祀らせてもので唯一現存しているものです。
古代から中世にかけて伝説の多い山ですが、四天王寺山と呼ぶべきところを四王司山と
呼ぶようになったのは謎です。
とにもかくにも神仏の多い山です。
興味のある方は行かれてみては。。。?