夏の高校野球を観ていて、興味深かったのは選手たちの名前。
普通の音読み・訓読みでも読めない漢字があり、当て字で自在に読ませる。
ルビ(ふり仮名)がないととても読めない名前のオンパレード。名前の当て字は今に
始まった事ではないようです。
以前何かの本で森鴎外が子供の名前への当て字先駆者だったと読んだ記憶が
あります。自分がドイツ留学した際に本名が通じにくく不便を感じた経験から、子供には
欧州人と同じ発音の名前を付けたそうなんです。
長男は於菟(おと)と書いて、オットー。
次男は不律と書いて、フリッツ。
三男の類はルイ。
長女・茉莉はよくある名前。
次女は杏奴(アンヌ)と付け、長女と次女を続けて読むと、マリアンヌ。。。
当クリニックでも振り仮名がないと読めない名前のお子さんがたくさんいらっしゃいます。
名前を正しく呼ぶためにも確認し、嫌な思いをさせないよう気を付けたいと思います。
ところで先日のニュースで今年の女の子の名前の1位は『結菜』でした。
ちなみに我が家の孫の名前は『結菜』です。
歌の文句ではありませんが、我が家の宝物です。