猫寺と呼ばれるお寺

.

5月25日、吉母富士を登る予定を変更して萩市吉部上にある雲林寺を訪れる事にしました。
市内から25km程離れた山里にある小さな寺です。
この寺は通称猫寺と呼ばれ境内には猫の置物がいろいろな表情をして沢山並でいます。
600体ぐらいあるそうです。
昨年は1万1千人が訪れ20ケ国以上の外国人が来られたそうです。
不便な山奥の田舎にどうして多くの人が訪れたのか不思議な気がしました。
雲林寺が猫寺として親しまれるようになったのは江戸時代の逸話がきっかけで広またそうです。

その噺とはちょと怖いですよ……

それは長州藩の藩祖毛利輝元が寛永2年(1625)6月2日に73才で亡くなります。
その後殉死した長井元房という武将の墓がある天樹院(現在は廃寺)の末寺が雲林寺です。元房の飼っていた猫が墓のそばから離れず墓の前に四十九日寄り添ってから舌をかみ切って元房の後を追ったとのこと、
その後墓の近くで夜になると猫の鳴く声がするようになり、供養すると止まったという。元房 への忠義をたたえて周辺は猫町と呼ばれるようになったそうです。猫好きの人は訪れてみては……

次回の更新は8月20日(火)です。お楽しみに!