山頭火とコルトーが愛した街・川棚

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10月21日日曜日に川棚グランドホテルのリニューアルオープンの内覧会があり、ボランティアガイドのスタッフと伺いました。

関係者の案内で館内すべての説明を受けながら見て回ったのですが、さすがにグランドホ

テルです地元産の石材、木材、植物などが使われ、内庭はそれぞれ築山式に作られていま

した。

種田山頭火が昭和7年5月24日から8月27日までに川棚で詠んだ307句のうち、

100以上が描かれていていろいろ工夫されています。

最上階から望む川棚の風景は右にフィル式ダムの舟郡ダム(青龍湖)少し左に三恵寺のある

金悟山、中央に響灘に浮かぶ厚島群島と眺めは最高です。

かつて川棚を訪れた偉人フランスのピアニスト、アルフレッド・コルトー(1872~1962)

は昭和17年9月~11月までの日本公演の下関・宇部公演で川棚グランドホテルに

10/7~10/9までの3日間宿泊して窓から見えた厚島に魅了され「あの島に住みたい。

売ってくれないか」と村長に話したと言われています.

 また、種田山頭火は地形において申し分ない風景であり、山裾に丘陵をめぐらして

私の最も好きな風景だとも言っています。

この地で庵を建て余生を過ごすつもりでしたが····少し偉人たちの気持ちもわかる気がします。

9月10月に大阪・京都阪急交通社と九州からの観光バスがかなり寄られたので

ボランティアガイドで案内しましたが、川棚温泉がもっと人気のある温泉地になってほし

いですね。

 

次回の更新は11月2日(金)です。お楽しみに!