孟宗竹林

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孟宗竹の用途は無限ですが、近年放置されている竹林を多く見かけます。

今回は食す筍の、ごく一部お話です。

ぼちぼち筍(竹の子・タケノコ)のシーズンに入ります。

筍も孟宗竹、真竹、破竹などありますが、これからスーパーや市場に 出回るのは主に孟宗竹の筍です。

シーズンを前に、3月に入ってから友人の孟宗竹林の整備を手伝いました。

当初、竹も木も良く切れるノコギリで切っていましたが、孟宗竹はとても 大きくて(直径18cm、高さ20m以上にもなる)なかなか作業が、 はかどらず、チェーンソーを買ってこられました。

チェーンも竹伐り用と木切り用のものがあり、ノコギリの数倍も作業は早い。

孟宗竹林は、ほっておくと密集し過ぎると住みやすい環境を求め、どんどん 範囲を広げて、とんでもないことになってしまいます。

面白いのは上の方に笹がありますが、下の植物に日が当たらないようにして 成長をさまたげているそうです。

そういえば、まわりに他の植物をあまり見かけませんね 。

5~6年で枯れてしまいますが枯れた竹を片付け、3~5年ものを 切って、親竹(1~2年もの)を決めて1アール(5m×5m)あたり 5本程度を残し、明るく風通しをよくして傘をさして竹林を歩ける程度が 理想的なようです。

これまでなにげなく筍をいただき、旬のものをおいしくいただいて いましたが、
食べるまでの工程などを知れば知るほど奥が深く、とても 勉強になりました。

次回の更新は4月6日(火)です。お楽しみに!