名馬

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久しぶりに川棚小野 のクス森に行きました。

あの高さ27m東西58m南北53mと伸びるうっそうとした森のような枝も今は枯れ蘇る気配も薄れひっそりとしていました。

この木の下に大内31代義隆の名馬雲雀毛を祀っています。

この馬は地元武将金田三朗乗貞が義隆の命を受け雲雀毛を捕らえて献上した馬ですが家臣だった陶晴賢との川棚ケ原で戦いで傷ついて死んでしまったので武将の金森左近が埋めたと伝えられています。

雲雀毛の産まれた所は豊浦町室津岬の牧場です。

ここには宇治川の合戦(1184年)源範頼、義経と源義仲の戦いですが、この時の先陣争いをした2頭の馬、生食(いけずき)と磨墨(するすみ)も室津岬から代官土肥次朗実平が頼朝に献上しています。

宇治川の合戦では、生食に佐々木四朗高綱がのり磨墨に梶原源太景季が乗って、高綱は景季に馬の腹帯がゆるんでいると指摘してそのすきに先陣をきったという。

1551年頃と1184年頃はいい馬がこの地域いたんですね。

御(岬)崎に馬取殿という牧場を管理する役人が住んでいた屋敷があったそうです。

涼しくなったらこの地域を散策しようとおもいます。

次回の更新は7月28日(火)です。お楽しみに!