センダン(栴檀)の木

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今春3月、4月、五月に川棚周辺を3コ―スに分けてハイキングを行うことになりました。
5月は19日(日)に行ったのですが強風の中川棚温泉駅から松谷地区、中ノ浜遺跡、
高砂周辺を回り川棚温泉駅に戻る6kmのコースを20数名の参加者と歩きました。
この日の為4日前から仲間が若宮八幡宮の清掃したのですが強風で折れた枝や葉で散々
でした。
この日まで気づくこともなかったのですが歩くことで目に留まったものがあります。
大きな木にこの時季、淡紫色の花をいっぱい咲かしている栴檀です。
花はとても良い香りがします、
それが川棚川沿いや下村地区に特に多く見られます。
地元の人に聞くと植えたものでなく、自然に生えたものだとのこと。
栴檀、別名オウチ落葉高木で海岸近くの陽当たりの良い所に多く生育します。
木は家具、下駄等に使用され実は薬用に樹皮は苦棟皮といって駆虫剤に使われます。
風に靡く花を見ていると、ふと、地元の伝説が浮かびました。
それは、奈良時代の東大寺の創始者で二月堂を創建した実忠和尚が延暦五年(786)12月18日夢の中で観音さまのお告げがあり「長門国黒井卿木村白浜に下向し西南に向って祈れば願い事すべてかな い観音遊化する日域無双となる」といわれ、西下して黒井白浜(青山洲崎)に庵をかまえ、木食苦行をしていると、延暦8年(789)8月18日昼頃、西海の方から波が泡立ち、そこから紫の煙が立ちのぼり流木があらわれ流れ着きました。
これが栴檀の木でした。
この木の先で聖観音、中程で十一面観音、根元で六観音の3体を作り、いずれの所に安置すべきかと考えていると、天より五神旗が降ってきて、旗は川棚の三恵寺と黒井の石印寺、旗竿は安岡の竹生寺に落ちた、そこで三恵寺に聖観音、石印寺に十一面観音、竹生寺に六観音を納めたとのいい伝えがあります。
石印寺はすでに廃寺になっています、
竹生寺は山の中腹にあるとのことですが安岡のハイキング行事で二年連続雨天中止となりまだ行っていませんが来年に期待…

次回の更新は7月12日(金)です。お楽しみに!