88回の手塩に掛ける

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今年も新米の季節になりました。

ここ豊浦町でも黄金色の稲穂が見られるはずなんですが、何だか変な色の稲が。。。

イネ科植物だけに寄生する「ウンカ」の被害が甚大なんです。

ウンカは自身では飛行することは出来ませんが、梅雨時期に東シナ海で発生する

ジェット気流に乗って日本に飛来するそうです。

ウンカの被害に遭うと、たちどころに稲が枯れます。

知り合いの方から聞いた話ですが、稲刈りの機械を待っている中、

みるみるうちに枯れてきて、親戚一同総動員で手で稲刈りをしたとの事。

恐ろしい話です。

「米」という字は「八 十 八」の組み合わせで、88回手がかかるということから

できた文字ですね。

丹精込めた田んぼが一夜のうちに豹変するなんて、とんでもないことです。

今年も我が家には美味しい新米が届けられましたが、その裏では大変なご苦労が

おありだったと思います。

いつも手を合わせて大切にいただきますが、今年はいつも以上に噛みしめて

いただきます。

次回の更新は10月2日(金)です。お楽しみに!