読書が好きな私ですが、
最近はもっぱら江戸時代が舞台の小説ばかり好んで読んでいます。
その中で「饅頭切手」というものが出てきます。
文字通り、饅頭と交換できる商品券のことです。
饅頭は賞味期限がありますが、饅頭切手だといつでも好きな時に饅頭と交換できるというもの。
物語の舞台は、大阪の着物問屋。
そこの引退した番頭さんが、ごりょんさんの嫁入りのお祝いにといただいた饅頭切手を
3年経った今も饅頭に替えずに大事にもっているというくだり。
優しいやり取りに気持ちが和みます。
武士が主人公の場合、やはり刀を振り回しますので物騒なことが多いのですが、
商いですと安心して読み進めますね。
さて、この饅頭切手。
やはり、偽物が出回ります。
のちにこの饅頭切手を発案したお店は、偽物に大変苦しめられることになります。
これも世の常ですかね。
次回の更新は5月24日(金)です。お楽しみに!