16日の日曜日は、萩城下町マラソンでした。
以前からお知らせしていますが、ハーフの部に出場しました。
11月4日の下関海響マラソンから1か月。ある思いを抱いての出場でした。
それは「ハーフで2時間を切ること」
今まで、フルマラソンは完走が目標でした。ですが、いつも後半失速してしまうのです。
それでこの1か月、スピードを意識した練習法にかえて走り続けました。
今回のペースは5分40秒から50秒を保っていくこと。
スタートと同時に一気に5分40秒に上げていきました。
こんなに速いペースで走るのは私のマラソン史上初めてなんです。
でも、確実に脚は回っています。
給水で一旦落ちますが、すぐに元のペースに戻すことができました。
本当に不思議な感覚でした。
首から下が別の生き物のようで、あっという間に1キロが過ぎていきます。
ですが、さすがに18キロ当たりでペースが少し落ちてきました。
歯を食いしばって走っていましたら、後ろから
「さあー、最後の坂だよーーー!」
「ここを超えたらゴールだからねーーー!」
「みんな、声出してーーー!」
と言いながら走る大きな集団が迫ってきました。
そして、あっという間に取り囲まれ、ふと横を見ましたら、なななんとーー
高橋尚子さん!!
今回のゲストランナーのキューちゃんが‼
もうそのあとは地獄の坂も何のその。
キューちゃんと一緒なんですもの。なんだって出来ますよ。
ところがキューちゃん、そんな私に目の覚める一言。
「2時間切り狙ってる人はこのままじゃ無理だよーーー!」
とっさに時計を見ましたら、あらららら本当に時間がない!
キューちゃんにうっとりしていて時計を見るの忘れてました。
もうそこからはキューちゃんと別れて鬼のように猛ダッシュ。
何度も何度も練習した全力走!
でも走っても走ってもゲートが見えない。
それでもここで諦めたらすべてが台無しになる。
後ろから来ているキューちゃんが
「ゴールはみんなで手をつないでいくよーーー!」という声が聞こえました。
そして、ゴール!
震えで時計が見れませんでした。
タイムは1時間59分00秒
2時間切り達成です。
なんだ。あと1分もある。これならキューちゃんと手をつないでゴールできたじゃん….
そう思った瞬間、緊張の糸がプツンと切れ、一気に涙が溢れてきました。
次から次へと涙が溢れて、タオルに顔を押し付けて号泣しました。
私のマラソンの歴史(まだ5年ですが)を振り返ってみますと、いつもピンチになると助け舟が現れるんですね。
今回は恐れ多くも高橋尚子さんに救っていただきました。
感謝感謝です。
そして、寒い中ボランティアをしてくださった方々にも心から感謝いたします。
もちろん沿道で応援してくださった方々も!
皆さん、本当にありがとうございました。
また次のレースに向けて頑張ります!
次回の更新は12月21日(金)です。お楽しみに!