先日、久しぶりに大好きな落語を聞きに出かけました。
猛暑の日曜日ということもあり、涼しい寄席は満席。噺家さんの巧みな語り口に
聞き惚れ、涙し、お腹を抱えて笑い、時間を忘れて楽しみました。
その中で、トリを務めた若い噺家さんの小話がたいそう面白く、聞き惚れまして。
主人公は江戸の酒好きの男。
お隣さんから鯛をもらってくるのですが、肝心の身はなく頭と尾のみ。
そこから話がおもしろおかしく展開していきます。
お金がないのに酒は飲みたい。
身はないが鯛の頭と尾はある。
そこに酒を飲もうと友人が誘いに来て、頭と尾だけの鯛を見て(身の部分はざるで
隠してあり、いかにもあるように見せかけている)、こういいます。
「おや!鯛があるじゃねえか!」
「鯛といやあ、片身は刺身。もう片身は塩焼きと決まってらあな!」
「おいら、ちょっくら酒買ってくらあ!」
なんとーーー!
江戸時代の人も、タイは刺身と塩焼きで1杯やってたんですね~。
そういえば、鬼平犯科帳でもドジョウ鍋やてんぷらなど様々な料理が出てきますね。
ガスも電気もなかった時代。
丁寧に無駄なく美味しく作られていた様子が目に浮かびます。
ファーストフードなどなく、すべて手作り。
江戸時代の人々のほうがはるかにグルメだったのかもしれませんね。
次回の更新は8月10日(金)です。お楽しみに!