昨日、反田恭平さんプロデュースのジャパンナショナルオーケストラ2022ツアーを
下関市民会館で観てまいりました。
反田恭平さん
今や知らない人はいないくらい時の人ですね。
昨年のショパンコンクールで日本人としては半世紀ぶりの2位受賞。
ピアニストだけではなくプロデューサーとしても活躍中の彼が、自らオーケストラを
結成し、今回のツアーと相成りました。
まず驚いたのは、全員若い!
反田さんがひとりひとり電話をかけてスカウトしたというお話です。
最初は反田さんが指揮をするという形でしたが、最後はピアノを弾きながら指揮を
するという離れ技を披露。
そして、アンコールはショパンの「英雄ポロネーズ」
彼が弾き始めたとき、ドラムの演者の男性が
「やはりそう来ましたか。やはりこの曲ですよね。」と言わんばかりにニッコリ微笑んで
いたのが印象的でした。
反田さんの「英雄ポロネーズ」は圧巻でした。
左手はものすごい速さで動いて鍵盤を叩いているのに、騒がしさを感じないのです。
うまく表現できないのですが、左手が生み出す音の流れの上に主旋律が浮いているように聴こえるのです。
もちろんアンコールですから、楽譜なしです。
息もつかずに聴き入りました。
食い入るように見入りました。
世界の頂点に君臨するピアノに完全に魅了されました。
このフィーバー、当分醒めそうにないです。
次回の更新は11月8日(火)です。お楽しみに!