皆さん、こんにちは。二武整形・リウマチクリニックの事務長のです。
今回は、患者さんからよくご相談をいただくテーマ、「季節の変わり目と関節の痛み」についてお話しします。
「なんだか最近、膝が痛い…」「古傷がうずく…」という経験はありませんか?
特に春や秋、梅雨の時期など、気温や気圧の変化が大きい季節には、関節痛の訴えが増える傾向があります。
■なぜ季節の変わり目に痛みが出やすいの?
関節や筋肉は、気温や気圧、湿度の変化に敏感に反応します。以下のような理由で痛みが起こると考えられています:
– 気圧が下がると、関節内の圧力が変化し、炎症や痛みを感じやすくなる
– 気温の低下で血行が悪くなり、筋肉や関節が硬くなる
– 湿度の変化により、神経が刺激されやすくなる
特に、変形性関節症やリウマチ、過去にケガをした部位などは、これらの影響を受けやすいです。
■こんな症状にご注意を
– 朝起きた時、関節がこわばる
– 雨が降る前にズキズキする
– 関節の動きが重く、引っかかるような感覚がある
– 無理をしていないのに痛みが出てきた
これらの症状が続く場合は、早めの受診をおすすめします。
■ご自宅でできるセルフケア
痛みが強くなる前に、以下のような対策が効果的です。
– 体を温める:入浴や温湿布で血行を良くしましょう
– 軽い運動:関節を動かすことで、硬さやこわばりを予防できます
– 無理をしない:痛みが出た日は無理に運動せず、安静にしましょう
– 食事の見直し:栄養バランスのとれた食事で、炎症を抑える効果も期待できます
■当院での対応
当院では、整形外科・リウマチ科・内科の連携により、関節の痛みに対する総合的な診療を行っています。
必要に応じて、リハビリテーションや薬物療法、生活指導なども行います。
また、関節リウマチが疑われる場合は、血液検査や画像検査で早期発見・早期治療に努めています。
■最後に
季節の変化は体調にも大きな影響を与えます。
「年だから仕方ない」と思わず、気になる痛みがあればお気軽にご相談ください。
写真は、クリニックの庭のホースにいた小さなカエルです。
あまりにも可愛いので、思わずパチリ。
癒されますね。