無心

.

現在の小学2年の生徒さん。

入学した時からコロナ禍で、給食の時間は全員前を向いて、お喋り禁止。

コロナが蔓延する以前は、机を向かい合わせにしてみんなで一緒におしゃべりしながら

わいわいがやがや、それはもう楽しい時間だったということを聞いて、

お兄さんお姉さんの学年はそんな夢のような時間があったのかと呟いたというのを

聞きました。

喉の奥の深いところから、悲しみというより怒りにも似た感情がせりあがってきました。

真新しいランドセルを眺めながら、入学式を指折り数えたに違いない。

自分の名前が書けるように何度も練習したに違いない。

登下校の道を安全に歩けるように親御さんと何度も歩いてみたに違いない。

はちきれんばかりの大きな大きな「夢」と「希望」を奪い去ったコロナウイルス。

正直いって、こんなに長引くとは思いませんでした。

もう私たちは祈ることしかできないのでしょうか。

ならば毎日祈ります。

全世界の神様に祈ります。

自由に世界中を飛び回れる日が来るまで。

次回の更新は9月7日(火)です。お楽しみに!