『「サカナとヤクザ」「ヤクザと原発」など、潜入ルポで知られるライターが
ピアノ教室に♫』
『譜面の読み方も知らない52歳の挑戦』
『「ダンシングクイーンが弾きたいんです』
こんな表紙の文句にぐぐーーーっと引きつけられ、翌日には手元に本が届くという
ありがたいインターネットショッピングのお陰で、地方に住んでいてもほとんど不自由
しない昨今。
鈴木智彦氏の「ヤクザときどきピアノ」。
一気に読破しました!
もちろん彼はヤクザではなく、ヤクザ専門のルポライターなんですが、
とにかくピアノに関しての知識が凄い!
へえー、そうなんだーなどと唸りながら読み進めました。
もちろん、52歳のおじさんがピアノ教室を苦労して探し、1年後ダンシングクイーンを
発表会で弾くまでのながれと、レイコ先生という素晴らしいピアノ教師とのやり取りも
絶妙な語り口で書かれています。
この「レイコ先生」なんですが、面白い先生なんです。
何だか親しみを感じるなと思ったのも当たり前。
私のピアノの先生と重なるところがたくさんありまして。
嬉しくなりました。
私の先生は、まるで「ドラえもん」なんです。
私がピアノに夢中になるような「引き出し」をたくさんお持ちなんです。
お陰様で6月で3年目に突入しましたが、未だにピアノに夢中で飽きることがありません。
この本にも書かれていますが、ピアノは本当に特別な楽器のようですね。
3年前のあの日。
思い切ってピアノを弾いてみたいと口にしてみて良かった。
こんな素敵な出会いが用意されていたなんて、夢にも思わなかった。
さて、今夜も羊と鋼の森にどっぷりはまりましょうか。
次回の更新は7月31日(金)です。お楽しみに!