私は午前中はリハビリの物療に入るようにしています。
普段は裏方の仕事が多く患者様と接する機会がないので、この時間は貴重なんです。
今日も多くの患者様がいらしていただきましたが、その中にご高齢の新患の方がお見えになりました。
看護師がリハビリの説明をし、施術にはいろうとしたとき、慌ただしく一人の女性が走り寄って来られました。
「○○先生⁉︎」
なんと、小学校の先生だったそうです。
先生と呼ばれたその方は昔の事を鮮明に記憶してらっしゃいました。
お二人は本当に昨日のように思い出話に花を咲かせてらっしゃいました。
その間、看護師は低周波を肩に装着。
頃合いを見て、説明をし、通電するのですが何せお話が途切れない。
途中で割って入る事も出来るのですが、ずっと笑顔でその時を待っているようでした。
そうしているうちにお話が一段落。
看護師はしっかりと説明し、低周波がスタートしました。
皆が走り回るほど忙しい中で、患者様の気持ちを汲み、自分の出来る限りの誠意を尽くす彼女を見て、私は感動しました。
のどかな街の小さなクリニックですが、そこで働いているスタッフは間違いなく「世界1」です!
鼻が高〜〜く高〜〜くなった事務長でした。