ゴールデンウイーク 1泊2日天草の旅 後編です。
天草といえば「天草四郎」。
私たちの年代ですと、映画「魔界転生」で沢田研二さん扮する天草四郎が強烈に
印象に残っています。
「天草四郎記念館」で彼の16年という短くも壮絶な人生を見てきました。
挙兵した3万5千の天草軍に対し、幕府軍は12万。
たった一人の南蛮絵師を残し、女子供に至るまで皆殺しにされたそうです。
そんな悲しい歴史があったとは思えないほど、穏やかで優しく美しい島でした。
さて、私たちの旅先での楽しみがもう一つ。
見知らぬ街を走る「旅ラン」です。
ところがです。
早朝の天草を軽快に走っていて、何となく町並みに違和感を感じるんですね。
お正月をとうに過ぎているのに、玄関に「しめ縄」が飾ってあるのです。
それもほとんどのお宅で、かなりの大きさのお飾りが。。。
その謎はすぐに解けました。
その昔キリシタンへの弾圧が厳しく、人々は「キリシタンではない証」として
しめ縄を掲げたとのことを昼食を頂いたお店の方に伺いました。
この平和な時代になってもなおそのような風習がのこっているとは、キリシタン
への弾圧がいかに壮絶であったかを思い知らされました。
さて、旅も終盤。
みぞか号に再び搭乗し、一路福岡へ。
飛行機を降りてターミナルへ向かうバスに乗り、みぞか号に「バイバイ」と
手を振りましたら、思いもかけず機長が手を振り返してくれまして‼
隣にいた院長と二人で手を振りましたら、今度は「ペコリ!」と頭を下げて
くださいました。
きゃ❣
思わず大はしゃぎしてしまった院長と事務長なのでした。
さてさて楽しかった旅も終わり。
またいつもと変わらぬ日常がかえってきます。
ですが、いつもと変わらないということはこの上なく幸せなことなんだと
今回の旅を通じてしみじみ感じました。
「天草」
またいつか行きたいです。
もちろん、みぞか号に乗ってね❣
次回の更新は、11日(金)です。お楽しみに!