私は美術館巡りが好きなのですが、思わず「?」と思った絵がありました。
それは戦国時代から江戸時代にかけての屏風絵や襖等に描かれた「豹」の絵です。
複数のトラと一緒に描かれています。
はて?
なぜ一緒に書かれているのだろうと思いましたら、なんと豹はメスのトラだと思われていたそうなんです。
この時代、トラも豹もだれもみたことが無いのですから、想像を思いっきり膨らませたのでしょうね。
京都・養源院にある俵屋宗達の像の絵もしかり。
面白いですね。
今は指一本で色んな情報が手に入りますが、昔の人のほうが絶対に想像力が豊かだったと思います。
時代は進化しても人間はむしろ退化しているのではないかと思う今日この頃です。
次回の更新は10月23日(火)です。お楽しみに!