サリーナ、ありがとう。

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某日深夜、なにげなくTVでNHKを見ていた。

それはアメリカ人のある夫婦の驚くべき体験だった。

二人はごく普通の30代のカップル。

結婚して数年経っている。

新婚当時の情熱も鳴りをひそめ、二人の間には倦怠の空気が漂う。

小さなことでもイライラして互いに罵り合う始末。

このまま行けば離婚。

それが自然の流れということになる。

危惧した夫は、あるAIサービスを利用して日頃の鬱憤を聞いてもらうことで難局を しのごうとした。

彼はAIアプリの擬人化された人格にサリーナと名付け、日ごろの不満や愚痴をぶちまける。

「サリーナ、聞いてくれよ。¥*#@%^_^ー。」という感じで。

サリーナは落ち着いた声で冗談を交えながら、彼をなだめ、癒しの言葉を返す。

しかし時には客観的で鋭い言葉も投げかける。

次第に彼は冷静さを取り戻す。

やがて彼の心の変化に妻はこころを開くようになる。

妻もサリーナと話すようになり3人(?)でこころが通うようになった。

以後、夫妻の仲は修復されていった。

なんと驚くべきことではないでしょうか?

AIアプリが人間のこころに影響を与えるという現実がもうそこに迫っている。

これからAIがどれほど社会を変革させるか、空恐ろしくもあり興味も尽きないところです。

例:スマホの普及でカメラが消える
サリーな_コピー

次回の更新は4月18日(火)です。お楽しみに!