私の読書

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本を読むと言うのはしんどい仕事だ。
私は、どちらかと言うとかなり遅読なほうだ。
高校生だった頃、ある先輩にこう言われた。

「お前、読むのがオッソイなー。」

あの言葉は未だに心の底に残っている。
それが元で本を読むときは、とにかく早く読むように努めた。
今考えると、あれは間違いだった。
人のせいにするの良くないが、間違ったアドバイスに従えばいいことはない。
おかげで現代国語の成績は、鳴かず飛ばず。
進学にも影響があったかもしれない。
ようやく大人になって時間に余裕が持てるようになって、読書は精読するようになった。
正直に言えば、本を読むということの楽しみを知ったのはその頃だ。
しかしながら、遅読なので沢山は読めない。

ガラッと話は変わる。 読んだ中で印象に残っている本は何かと問われると、これかなぁ。
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写真のデータを見ると2012年の撮影となっているので、その頃、読んだようだ。

読み終えた時の思いをそのままface book にアップしていた。

 

図書館で何気なくとって、あとがきをチラッと読んで借りたものだ。

読書家ならご存知かもしれない。

内容はこうだったと思う。(記憶のまま)

 

19世紀あたり、カナダのある街。ある男が冬の最中に隣の街まで、何らかの用事で徒歩で行くことになった。男は犬を連れて零下30度のなか黙々と歩みを進める。

男は吹雪に見舞われ命の危険を感じた。男は火を起そう(熾そう)とする。

寒さのためか、火はなかなか起きない。男はありとあらゆる方法で試みるが、結局、手がかじかんで何も出来ない。犬を殺し、その暖かそうな はら の中で手を温めようとまで考える。飼い主の殺気を感じた犬は、走り去る。そして男は凍え死ぬ。終わり。

 

ジャックロンドン、聞いたこともない19世紀の作家。

何という表現の力。何というリアルさ。映画など到底、足元にも及ばない。凄いの一言。訳者の力も並ではない。

作者の圧倒的な筆力に参ってしまい、しばらく無口になった。

 

と、まぁ私の読書はこの程度です。長くなるのでこの辺でやめます。

日本の小説は何となく湿っぽく私の性には会いません。
 

2019年の芥川賞作品「むらさきのスカートの女」。
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わざわざ買って読んだがサッパリ分かりませんでした。

以上

次回の更新は1月18日(金)です。お楽しみに!