前回の続きです。
竹喬美術館を堪能した後、新幹線に飛び乗り、倉敷へ。
行先は、倉敷美観地区にある「大原美術館」です。
原田マハさんの「楽園のカンヴァス」を読んで、大原美術館にエルグレコの
「受胎告知」があることを知り、ずっと行きたいと思っていました。
高鳴る胸を抑えながら美術館のなかへ。
なんと近代美術のみならず古代エジプトから日本の民芸まで幅広く展示してあり、
すべてに目を奪われました。
館内のろうかを進んでいましたら、賛助会員の企業の名前の掲示があり、
その隣に個人会員の名前が。。。。。
え!
その掲示板の中ほどに「原田マハ」というなまえが!!!
ええええそうでしょうとも!
いやもう名誉会員なんじゃないですか!などと鼻息も荒く角を曲がりましたら、
いきなり、現れました!
天井が低く、深いコバルトブルーの壁でぐるりと囲まれ、眩いスポットライトを
浴びた「受胎告知」。
茫然自失とはこのことです。
言葉が出ませんでした。
「楽園のカンヴァス」では、主人公がこの大原美術館の学芸員の設定になっています。
MOMAのキュレーターの経歴があり、森美術館の創設にも立ち会ったマハさんならではの
作品です。
かなりの長編なんですが、面白くて止められず一気に読破しました。
機会があればもう一度、大原美術館を訪れたいと思います。
次回は丸々1日大原美術館で過ごしたいですね。
できれば雨の日に。
次回の更新は8月25日(金)です。お楽しみに。